日本生命保険は2013年1月から、一時払い年金保険と一時払い養老保険の保険料を上げると発表した。引き上げは7月に続いて今年2回目。契約者に約束する運用利回りである予定利率は現在より0.10%低い0.60%となり、一時払い養老を発売した1950年以降の最低を更新する。

 長期金利の低下などで資金運用の環境が悪化したことなどを理由に、生保各社は貯蓄性商品の値上げに動いている。

 日本生命の一時払い年金保険の場合、50歳加入で60歳から年額60万円の年金が10年間支給されるプランで一括払いの保険料は572万円と、現在より5万5千円高くなる。生保は将来の運用収益をあらかじめ割り引いたうえで保険料を決めており、予定利率が下がる場合は元本となる保険料を上げる必要がある。
日本経済新聞より

【予定利率とは】
生命保険会社が契約者の支払う保険料を設定するときに、あらかじめ将来の資産運用で得られる収益を見込み、その分を保険料から割り引く。この割引率を指す。予定利率が低いほど同じ保険料でも受け取る保険金などが少なくなる。予定利率が高い契約を多く抱える保険会社には、運用利回りが予定利率を下回る「逆ざや」が生じることがある。この逆ザヤが生保の収益を圧迫し、1990年代後半からの「生保危機」につながった。

色々な保険商品の、保険料が高くなったり、解約した時の返戻金(戻ってくるお金)が少なくなる恐れが考えられますね。
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